SACRED FIELD

考えをまとめて吐き出して自分を作る領域です。

なんで自分メディアを発信するのか

はじめまして、斉藤克明です。

ご訪問いただきありがとうございます。

僕が今やっている仕事は、ソフト開発やサイト作成、ビデオ編集をフリーランスでやっています。まだ1人でやっていますが、のちのちは会社を作って自社サービスを展開する為にがんばっています。過去には、結婚式のボーイ、警備員、塾講師、営業、製造工場員、事務、ソフト開発、サイト運営、メルマガ発行等、いろいろな仕事をしてきました。

 

僕がブログで書いていきたい事は、何かに向かってがんばっている人や、やりたい事があるんだけどなかなか行動に移せない人、やりたい事が見つからずに悶々としている人に向けて、1歩でも半歩でも1/4歩でも前に踏み出せるような言葉を書いていきたいと思います。そういった言葉を生み出していく事で、読んでくださった方とコミュニケーションを通じて切磋琢磨し合ったり、自分自身も考えをまとめていきたいと思っています。

 

 

これからは、国境の概念が取り除かれたグローバル社会になっていきます。グローバル社会を簡単に言い換えると、

  • 国と企業の関わりが薄まって行く
  • 時間と場所に左右されなくなる
  • 世界の人と簡単にコミュニケーションが取れるようになった

と言えます。

 

■国と企業の関わりが薄まって行く

国と企業の関わりが薄まるとは、雇用を海外で生むという事です。以前は開発から製造、販売(輸出企業は除く)を国内で行っていました。国内で全て行うという事は、全ての雇用を国内で生むという事です。その後、製造工程に注目してみると、人件費が安かった中国などに移す企業が増えていきます。国内の製造要員を解雇し、中国で雇用を生むようになりました。そして今、中国の人件費が上がってきた事もあり、中国からインドネシアやカンボジアなどに、再び製造工程を移動させる企業が出てきています。

 

この流れは今後も続き、インドネシアなどの人件費が上がれば次はアフリカに移っていきます。日本に製造工程を戻す企業もありますが、流れとしては人件費が安い地域へとシフトしていく傾向にあります。こういった流れがどのような現象を生むかと言うと、世界の経済状況がフラット化していくという事です。雇用を失った日本経済は減衰し、企業誘致を盛んにしてきた中国の経済は潤いました。中国はこれから減衰期に入っていきます。そして次は、インドネシアが潤ったのちに減衰していく・・・。簡単ですが、今、世界はこのように動いています。

※余談ですが、日本では製造工程の海外流出を止める政策も出てきています。企業が保持している工場を国の関連企業が買い取り、企業へリースするというものです。今後こういった政策がどんな結果になるか注目です。

 

■時間と場所に左右されなくなる

時間と場所に左右されなくなるとは、ネットによって繋がる事を意味します。もはや説明する必要もないかと思いますが、スカイプなどのツールを使えば、隣にいるかのような感覚でやり取りができるようになりました。例えばスカイプは、チャットや動画通話はもちろん、ファイル送信、PC画面の共有などもできる優れたツールです。これらの機能は、同じ場所に同じ時間帯で存在しなくても、多くの事がやりとりできる事を意味します。こういったツールは仕事のスタイルを大きく変えました。特にIT業界に顕著で、兵庫県に在住しながら渋谷の会社に勤務する(http://mydeskteam.com/casefile/203/)という方も登場しています。以前僕が勤めていたソフト開発会社も中国在住の日本人が在籍していましたが、常時スカイプで繋がっておいて、必要な時はチャットや通話でコミュニケーションを取っていましたが、不自由は特に感じませんでした。

 

■世界の人と簡単にコミュニケーション取れるようになった

世界の人と簡単にコミュニケーション取れるとは、SNSなどのツールによって自己表現ができるようになったという事です。Twitterで存在を知り、ブログで考えを理解し、facebookポートフォリオ(成果物:今までの仕事の成果)などを確認ができる。つまり、自分という存在を世界の人に発信できるという事は、自分専用のメディアを持つという事です。そしてそれを、世界の人が閲覧可能になったと言う事です。言語が違えば世界の人と交流なんて無理じゃないか、といった問題も確かにありますが、音声認識技術や翻訳技術のイノベーションによって、そう遠くないうちに必ず解消されていきます。

 

■これからどうやって世の中と向き合うのか

今見てきた現状を総合すると、これからは「個人」が何をするかという事が言えます。国内の経済が停滞し、場所と時間に制約されなくなれば、例えばアメリカにある企業の仕事を、日本に住む斉藤さん個人に依頼するといった機会も増えます。逆に、「自分は絵を描く事に自信があり、こういった作品があります」という事が伝われば、海外の企業からデザイナーとして仕事の依頼があるかもしれません。しかも、日本にいながら仕事ができるようになります。

 

グローバル化の負の面で言えば、日本で成功していた企業も、海外の企業によって淘汰されていく危険が増す事になります。まぁこれは市場が正常な状態なんですけどね。つまり、すでに終身雇用なんて存在しない時代ですが、それがどんどん加速する企業が増えるという事です。今や楽天のような大企業でも、AmazonやGoogleといったグローバル企業とのガチンコバトル真っ最中です。こういった事からも、企業に自分の将来を委ねる事はとても危険だと思います。

 

これから僕たちはどうしたらよいのかと言えば、自分で何とかしていくしかありません。会社以外で複数の収入源を得られればそれに越したことはありませんが、これはなかなかできる事ではないです。でも、せっかく利用できるツールが沢山あるのですから、まずは自分を積極的に発信していく事から始めてみたらどうでしょうか。

 

■ニーズが細分化してきた

今の世の中の特徴としてもう1つ、消費者のニーズが細分化しているといった現象があります。どういう事かと言うと、今まではテレビや雑誌、ラジオなどのマスメディアが消費者のニーズを操作してきました。新しい化粧品が発売すればCMを流し、多くの消費者が同じ化粧品を買いました。新しい洋服はファッション雑誌で掲載され、みんなが購入しました。でも今はテレビ離れが進み、雑誌の部数が落ち、マスメディアが消費者のニーズを操作できなくなっています。マスメディアの影響力低下に反比例して、ネットの影響力が大きく増した結果、僕たちは様々な商品や生活スタイルに触れる機会を得ました。いろいろな人が、いろいろな場所(サイト等)で、いろいろな商品や生活スタイル、考え方を知ることになります。この結果、消費者のニーズは細分化されていったのです。

 

逆に言うと、個人で発信したものでも、どこかで需要を生む可能性が飛躍的に増大したという事です。今まではマスメディアが操作した狭い範囲の商品に、多くのニーズが集まったのに対し、これからは色々な所で、広い範囲の商品それぞれに、少ないニーズが生まれるといった現象です。狭く深いニーズから、広く浅いニーズに変わったのです。言葉は悪いですが、餌を投げれば何かに引っかかる可能性が増加したのです。

 

ざっくり言うとグローバル化の結果、発信が簡単になった、需要が細分化した、会社に依存するのは危険といった流れになったのです。

 

■どこで何が起こるかわからない

何かをやってみたい、これからが不安、何をしたらいいかわからない、そんな方は、まず自分を発信してみてはいかがでしょうか。もちろんそれだけで目に見える結果を得られるとは言えませんが、企業面接でも何でも、まずは自分を表現するところからスタートしないと始まりません。僕は2012年の年末から本格的にTwitterで発信を始めましたが、沢山の情報を得られ、沢山の素敵な方を知り、コミュニケーションを取って人脈が広がり、お仕事の依頼を頂きました。自分でも幸運なケースだと思いますが、自己発信の大切さを知りました。

 

 

以上、グローバル化によって何がどのように変わってきたかを簡単に解説してきました。今、何かをやりたいと思っていたり、将来が何となく不安だったりする人に、現状を認識してもらって、これからの活動に活かしていただけたら嬉しいです。当ブログでも、誰かの背中を押していけるような記事を書いていきたいと思いますので、気になることや反論などありましたら、コメントでもTwitterでも気軽におっしゃってください。